2007年11月21日水曜日

「昼食弁当・献立表」&「合併症.12」





◆今日は、「栄養士さんが、作った”昼食弁当・577KCal”の「献立表」と、
 ”一日の献立表・1800KCal”です。
 (画面をクリックしていただけると、大きく・鮮明にご覧いただけます。
 ストロールバーを上下・左右に動かしてご覧下さい。)

◆今回は、「糖尿病の薬・インスリン療法」 についてです。

 ▼インスリン療法
 糖尿病は時が経つにつれて病態が変化するため、血糖値をうまく
 コントロールし続けるには、治療法を変える必要が出てくることもあります。
 2型糖尿病の初期の治療では、経口血糖降下薬で血糖をうまく
 コントロールできるかもしれませんが、だんだん飲み薬では
 効かなくなる場合もあります。

 ▼考えていただきたいポイント。
 2型糖尿病の人でも、血糖値をコントロールするためにインスリン療法を
 しなければならなくなることもあります。
 また、糖尿病の経口血糖降下薬とインスリンを併用することもあります。
 インスリン療法を始めれば、さらに上手に血糖をコントロールできる患者が
 たくさんいると考えられています。

 ▼多いインスリンへの間違った思い込み
 インスリン療法で血糖値をコントロールできても、患者さんの多くが
 この大切な治療法について間違った考え方をしているようです。

 ▼たとえば
 インスリン治療を始めることで、自分が「糖尿病の自己管理に失敗した」
 と思うのは大間違いです。
 糖尿病は、時が経つにつれて病態が変化する疾患であるため、
 それに合わせてうまく血糖値をコントロールするために、
 治療を変える必要がある。
 ただそれだけの理由です。
 注射は痛いという先入観のために、インスリン注射をこわがる方もいます。
 現在は、技術の進歩でインスリン注射の針は驚くほど改良され、
 ほとんどの人は注射していることさえも感じないほどです。

 ▼目標はコントロールです
 薬を飲む、インスリン注射をする、またはその両方で治療すると言うこと自体より、
 血糖をコントロールすることの方がはるかに大切なことを、どうか忘れないでください。
 たとえば、2型糖尿病の人が毎日2~3回インスリン注射をして血糖を正常範囲に保っていれば、
 経口血糖降下薬を飲んでいても血糖値の高い人よりも、合併症の病気を防ぐことができます。
 人によって治療計画は違います。主治医の先生があなたに最適の治療計画を作ってくれるでしょう。

 ▼インスリン注射の頻度は?
 血糖を1日中コントロールするためにインスリン注射を行います。
 主治医の先生があなたに適するインスリン量、1日の回数、いつ注射するかを指示します。
1日に3~4回注射する人もいれば、2回で血糖をコントロールできる人もいます。
 人によって治療計画が違います。

 ▼インスリンの取り扱いと保存
 インスリンは正しく取り扱い、保存しなければうまく働きません。
 インスリンのバイアル、カートリッジ、ディスポーザブルタイプのインスリン製剤の説明書を
 必ず読んでください。インスリンの品質を保つために、以下のことに気をつけてください。

 1.余分のインスリンは冷蔵庫に保存する。
 2.インスリンは絶対に凍らせない。
 3.バイアルを使う場合は、使いかけはなるべく冷蔵庫に入れてください。
   ペンはその必要がありません。
 4.冷蔵庫に入れないインスリンも、熱や光の当たらないなるべく涼しい場所に保管してください。
 5.インスリンを激しく振ったり、放り投げたりしないでください。
   手荒く扱うと固まる事があります。
 6.旅行にもインスリンを忘れずに旅行する時には、インスリンの補給に特にご注意を。

 ▼トラブルを避けるには、以下のことに気をつけてください。

 現在お使いのインスリンが手に入らないといけないため、多めに持って行きましょう。
 インスリンが熱くなったり冷たくなったりしないように。
 飛行機の貨物室や車のトランクは温度変化が激 しいため、インスリンの品質が落ちます。
 機内・車内に持ち込む荷物に入れましょう。
 なくさないように、手荷物として持ち歩きましょう。
 インスリンや他の糖尿病薬を二つのかばんに分けて入れれば、片方をなくしても、
 もう片方のものを使えます。

 ▼インスリン注射の部位を選ぶ
  注射は主治医の指示に従い、腹壁、上腕外側部、臀部、大腿上半部の外側などの注射部位に行います。  最も一般的な注射の部位は腹壁ですが、その理由としては、(1)安静状態でのインスリンの吸収速度が、  腹部>上腕>臀部>大腿の順であることi、(2)通常の運動を行った場合でも最も吸収速度が影響されに くい部位が腹部であること、などがあげられます。
 なお、注射の部位によりインスリン吸収速度が異なることから、同一部位内で場所を変えて注射すること が推奨されています。
 このように部位を限定することで血中インスリン濃度や血糖値の変動が一定になるという良い結果が得ら れているという報告もあります。

 ▼注射場所のローテーション
  インスリンをいつも同じ場所に注射すると、皮膚がへこんだり、逆にふくれたりすることがあります。  そのようなことを防ぐため、同一部位内で2~3cmくらいずつ場所をずらしながら注射を
  行いましょう。

◆以上でわかるように、糖尿病は「医師」のアドバイスに
 従いながら、あなた自身もできるだけ
 糖尿病への知識を高めて、体調を良い方向にもっていきましょう。
 将来、合併症が起こるリスクを少しでも減らすためにも、
 この”ブログ”” 病院の栄養士さんが作った”「献立表」
 (レシピ)を活用して糖尿病・【メタボリック症候群】の
 「予防・改善」「ダイエット」に御役立て下さい。


◆次回は”糖尿病”の「低血糖の原因と対策 」 についてです。

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☆ネオの「独り言」
 昼食の”弁当”を写真に撮ろうとしたら「カメラ」が動かない!?
 故障か、と思ったら”電池”の入れ忘れ(>_<)
帰ってみると、充電器にさしっぱなしでした。
 そんな訳で”弁当の写真”は載せられませんでした。
 

 

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